「ぬぃの中国文学ノート」にご来訪ありがとうございます。こちらの記事をかいているぬぃといいます。
こちらでは、中国文学にいままで興味がなかった人でも楽しめるような感じで、たくさん記事をかいていきたいと思い、つくらせていただきました。
ちょっと個人的な話をすると、わたしは大学・大学院では中国文学というややマイナーなことを専門にしてきたのですが、それでもすごくたくさんの魅力があって、これをぜひいろいろな方に感じていただきたい……と思っていました。
ですが、わたしが好きだった作者などは、ほとんど日本では知られていなくて、しかも訳なんてまったく出ていない……という感じだったので、わたしがとりあえず簡単に紹介できたら……という思いだったりします(ちなみに、大学院での専門は、六朝末期~初唐です)
わたしが思う中国文学の魅力
このサイトでは、わたしがいいと思った作品をメインに紹介していくのですが、わたしの中で中国文学の魅力は「表現のゆたかさ」にあるとおもっています。
よく“中国は文字の国”みたいにいわれますが、実際その表現はとてもゆたかで、たとえばちょっとした出来事を記した手紙だったり、もしくは送別のときの挨拶などですら、ときどき驚くほどの名文があったりします。
そして、その表現は、あるときはその時代に流行っていたものだったり、あるときはその作者が生まれもった感性から生まれていたりするので、それぞれ違った魅力をもっています。
なので、そんな中からわたしが特に惹かれたものを中心に、ご紹介していきたいとおもいます(わたしのあまり詳しくないところについては、紹介がかなり手薄になります……)
私なりのこだわりポイント
いままで中国の作品を紹介するときって、だいたいは訳して内容をみせて終わり……みたいなことが多かったのですが、こちらのサイトではその作者の個性だったり、訳しただけでは伝わらない魅力、さらには生まれもった独特の雰囲気などがどのように文章にあらわれているか――なども書いていきたいとおもっています。
そして、“読み終わることにこだわらない”というのも大事にしていきます(笑)
中国の作品って、とても長いものもあって、言ってしまうと失礼ですが、わりとダレているところもあれば、この一節だけはめったにないほど美しい……ということもあります。そして、始めから終わりまで読むことを重視してしまうと、もっとも楽しいところにたどり着く前に飽きてしまうので、なるべくわたしが惹かれたところだけを紹介していきます。
あと、専門用語をつかわない・人名などもほんとうに最小限にする、というのも大事にしていくつもりです。
中国文学を解説するときって、ついつい作者名や作品をならべておしまい……みたいになりがちなので、それぞれの作者の個性が感じられるくらいの人数しか出さないようにしていきます。
もうひとつ、“訳すときは、質感を大切に”というのもあります。
だいたい、文法的に正しく訳しすぎるとむしろ読みづらかったり、日本語として読みやすくしすぎると中国っぽい香りがなくなってしまうことが多いです。
なので、もとの文であえて読みづらい味になっているところは、あえてそれっぽくしておいたり、もしくは直訳ではなくても似たような印象にして、その雰囲気を感じていただけるように心がけていきます。
中国文学以外の趣味など
いちおう、自己紹介なので、わたしのこともすこし書いておくと、ちょっと癖の強めなファッションを楽しんだり、美術館めぐりをしたり、占いなどだったりします。
ファッションについては、こちらのサイトでいろいろ書いているのですが、中国系の色彩感強めな装いが好みです(笑)
中国のファッションって、ちょっとどぎつい模様がすごく華やかで優雅で、一回着るとクセになります♪あと、生地もどっぷりと高級感があって、その見た目も手触りもたまりません……。みなさんもぜひ興味をお持ちでしたら、お試ししてみてください。
あのきらびやかな生地につつまれる幸せ感は、古い時代の貴族になったかのような、上質感あふれる時間がすごせるので、ほんとうにおすすめです。
美術館は、絵だったり陶磁器だったり、書だったりが好きです。その中でも、とりわけ印象派やアール・ヌーヴォー、中国の磁器、日本の伊万里などが好きです。書は、日本も中国もどっちも好きです。
占いは、西洋占星術がかなり好きです(ちなみに、Asc天秤座、太陽・金星牡牛座、月山羊座です。これを云ってわかる人いるか微妙ですね笑)
……というわけで、中国文学の魅力を初心者の方でも味わえるようなサイトをめざしていきます(なるべく短めに書くことも大事にしていきます)ので、ぜひ気が向いたところからでものぞいていただけたら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。
